みなさんこんにちは!サラリーマン先生ことCHAN太です。
私は旅行会社で学校営業を10数年続けて、とあるきっかけで学校営業をやりつつ、
学校で生徒たちに授業も行っているサラリーマン先生として働いています。
営業マンのお仕事、学校の先生のお仕事 を兼業しながら毎日を楽しんでいます!
サラリーマン先生として、サラリーマンとして学校の営業と学校の講師として学校で授業をやってます!
もともとは、
学校の先生になるのが夢だったけど、まずは社会人になってから学校の先生になりたいな〜
せっかく社会人になるなら、教育関連の仕事をしたい!
と思って、
就職活動では様々な教育関連のお仕事を受けてきました。
そこで、教育に関係するよう営業をやりたいという方向けに、
教育関連のお仕事(営業)についてまとめてみました。
紹介をするのは「営業」✖︎「学校」です。
ぜひ、教育関係のお仕事で働きたい!と思っている方にはみていただきたいと思います。
それでは行ってみましょう!!
学校✖︎営業のお仕事の種類
教育✖︎営業の仕事について、実際にいろいろ調べてみたところ、意外といろいろな種類のお仕事があることがわかってきました。
実際の就活で分かったこと、転職コンサルタントと話をして分かったこと、
様々な情報をもとに書いみた情報ですので、
「もっとこんな仕事があるよ!」という方がいらっしゃったら、ぜひ教えてください。
ぜひ知らない情報も含めて、教えてください!!
教科書会社による教科書・教材販売
学校営業として一番最初に思いつくのがこの教科書販売営業。
学校・教育委員会は4年に1回(もしくは、来年の教科書をどうするのか?)ということで教科書選定をする機会があります。
その際に、どこの会社の教科書を使うのか、副教材はどんなものを使うのか?を決定します。
4年に1回の理由は、文科省の規定により、教科書の大規模な改訂が4年ごとに行われているからだよ
改訂時に、自分たちの教科書を学校・教育委員会に選んでもらうために、4年間をかけて学校(先生)に対して営業を行い、
- 自社が発行する教科書のメリット・セールスポイント
- 先生や学校が教科書に求める内容のヒアリング
などの営業をしながら伝えたり、聞くことで、次年度の新たな教科書に自分たちの教科書を選んでもらうために学校に通っています。
教科書会社の忙しいピークは2〜4月、新年度が始まる前は一斉に新しい教科書や副教材の準備(納品)を行うため、非常に忙しいです。
また、キーマンをいかに見つけて、その先生にセールスをするのか?
この活動が結構大変ですが、
自分たちの作った教科書をもとに、子どもが勉強をして成長する姿を実感できるのは、この仕事のやりがいだと思います。
ちなみに、CHAN太は学生時代の就活で教科書会社を受けまくったけど、
結局、内定は取れなかったんだけどね。
(最終面接までは残ったけど・・・内定はもらえなかったな・・・汗)
学校の設備に関する営業
学校には様々な設備を備えています。
その学校にある設備に関して営業を行う学校営業があります。
商材としては、
学生用机・椅子・ロッカー・講堂用椅子・各種実験台・図書館家具・食堂用家具・黒板掲示板・ブラインドカーテン
など様々な学校に関する商材を営業することがあります。
これらの商材を専門商社して幅広く販売をする場合や、
それぞれの商品に特化をして、その商品を販売する場合など、
販売内容によって営業も幅広く活動をしていることが多いです。
最近ではICT化・GIGAスクール構想に伴い、電子タブレット・電子黒板の導入や、無線LANの設置といったICT設備設営に関する営業も多くなっています。
このような大掛かりな機材については、公立の場合は入札をすることが原則になるから、営業といっても教育委員会等に営業をすることになるね。私立学校の場合はそれぞれの学校の裁量権のある先生(校長先生など)への営業だね。
生徒募集に関する広告営業
学校は生徒が通って初めて成り立つ組織です。
そのため、学校も生徒募集には非常に力を入れており、生徒を募集するための広報活動について重要です。
そのための広告枠を販売する学校営業がこの学校広告のための学校営業になります。
例えば、
学校のパンフレット作成
独自メディアに学校からの広告掲載 など
生徒募集に関係する幅広い広告営業を行っていきます。
この分野は、入試関連の部署・広報関連の部署とのやり取りへの営業となるため、
いかにして、そのキーマンの先生方にアポを取り、営業できるかが重要になります。
生徒募集は主に私立学校が行っており、
- 私立中高については小学生・中学生が進学先として選んでもらえる
- 大学・専門学校については高校生の進路先として選んでもらえる
といったことが目的であり、マーケットとしては
大学・専門学校 >>> 中学校・高等学校
となります。
首都圏や大都市圏の場合は、私立中学入試が活発なため、
中学校・高等学校においても広報活動を精力的に行う学校が多いです。
自分の学校の良さを知ってもらうために、やっぱり広告は必要だね。
最近では、自社メディアへの展開以外にも、学校パンフレットがデジタル化に伴い、VRを使った学校案内を展開しているところもあるよ。
教育関連システム・Edtech関連の営業
最近では一番注目を置かれている分野がこのEdtechです。
経済産業省も「未来の教室」という事業を通して、学校教育とテクノロジーを掛け合わせた新しい教育実証事業を運営しています。
現在は各分野に分かれたEdtech関連の事業が行われており、このようなカオスマップでまとめられています。
現在Edtechマーケットは急拡大をしており、
多くのEdtech関連の会社が、営業に関する人材を欲しています。
また、学校にはICTを苦手とする先生は多く、
特に裁量権を持つ先生の多くが、年配の先生であり、ICTを遠ざけてしまうことがよくあります。
最近のトレンドと旧来型の教育をどう溶け込み、そして提案をするのか。
難しい反面、非常にやりがいのある営業分野だと思います。
Edtech関連の話やICTを用いた提案はよくやっているよ。
先生によって本当に反応は違うので、「やりたいけど、ICTが苦手だから・・・」と思っている先生をどう引き込んで提案をするのか、
もしくは「ぜひやりたい!」という先生をいかに味方にして、決定権をもつ先生に対してサポートをしていただけるのか、そんな営業が大事だね。
修学旅行・語学研修の営業
学校の修学旅行や語学研修に関する、旅行会社による学校営業です。
学校の修学旅行は2年前には既に計画し、業者を決めていることが多いです。
修学旅行を実施を自社に決定いただけるように先生方や学校に営業を行っていきます。
この営業活動ですが、少し異なるのが公立学校でも「それぞれの学校で入札をする」ことが多いです。
学校独自にどんな修学旅行をしたいのかが変わっているため、
基本的にはそれぞれの学校独自に入札を実施し、その学校に対して提案をすることが多いです。
(小学校の場合は一斉に修学旅行に行くことが多いため、自治体の教育委員会への提案になることがあります)
もちろん、修学旅行の他にも遠足や林間学校としいった、
学校旅行行事に対しても提案をするため、年間を通して学校に営業を行っています。
この分野で新入社員からずっと働いているCHAN太です笑
採用後は実施までに打ち合わせを重ねて、多くの場合は一緒に旅行に行くことがほとんどなので、先生たちとの関係性は非常に深くなり、無形商材だからこその提案型営業ができるよ!
生命保険の営業
保険会社によっては、学校に生命保険の営業を行っているところがあります。
私の勤める学校にも、よく保険の営業が来ています。
学校と生命保険にどんな関係があるの?
と疑問に思った人も多いのではないでしょうか?
実は、学校業界とは強い繋がりを持っている保険会社が存在します。
そのため、学校の先生に対して
- ライフプランの提案
- 生命保険の提案
を生命保険会社の営業マンが行っています。
もちろん全ての生命保険会社が学校に行っているわけではなく、
学校との関係性がある程度ある会社が営業を行っているので、学校営業を得意とする保険会社に限定されます。
大きなところで言うとジブラルタ生命や共済関係の保険会社はよく学校に出入りをしているイメージだね。あとはエリアによっては地元密着の保険会社も出入りをしているかな。先生方も出入り業者に勧められて生命保険に加入していることが多いね。
スポーツ用品の営業
体育で使うスポーツ部品や部活関連のスポーツ用品を利用してもらうための学校営業です。
学校にはスポーツに関する様々な必要部品があります。
例えば、
- (学校指定)運動靴
- (学校指定)体育館シューズ
- 体操着・ジャージ
- (部活指定)部活具・部活用の器具
そのため、学校にはスポーツ用品店または専門業社が学校に出向き、
学校の授業や部活動の顧問のところに行きつつ、様々なスポーツ用品の営業を行なっています。
時にはメーカーさんが直接学校に来る場合もありますが、
基本的にはスポーツ用品店が学校に行く、もしくは学校営業を専門としている商社が学校へ営業に行くということがほとんどです。
学校ごとに裁量権を持つことが多いから、先生とのつながりが重要な営業だね。そして、一度決まったら簡単には複数年は使うことが多いから、継続を考える意味でも営業活動が大事だね!
写真アルバムの営業(印刷会社)
学校には卒業をする際に「卒業アルバム」を作成して、生徒たちに渡しています。
卒業アルバムを作成するための営業として写真会社やアルバム会社が学校に出向きます。
また、営業とカメラマンが同時であることも多いため、
学校行事には普段の営業マンがカメラマンとして学校にやってきます。
他にも、学校はアルバムと同時に様々な文集を作成することがあるので、
文集作成をする印刷会社の営業も学校にはやってくることがあります。
ただし、印刷会社の場合は学校とも古くからのつながりがあるため、
学校とつながりのある地元の会社にお願いをすることが多いです。
アルバム会社は卒業アルバムだけを販売しているわけではありません。
学校の行事で撮影したそれぞれの子どもたちの写真販売も行っています。
修学旅行にも多くのカメラマンが引率して写真を撮りにくるので、
結構いろいろ話を聞いてます。
最近はスマホの普及に伴い、写真を撮っても売れないことが多いらしいです。
時代の変化もあるんですね。
学校制服の営業
学校制服の営業もよく学校に出入りをしています。
学校によっては私服での登校もありますが、
多くの学校では「制服」を着て学校に登校します。
その学校制服を自社で製造・販売をしてもらうための営業です。
学校制服を専門に製造・販売をしている会社にとっては、自社の制服を選んでもらうために、
学校に通い、制服に関するヒアリング・次回制服検討をする学校に営業をかけています。
学校制服を選んだ場合、毎年変わるものではないので、複数年利用をしてもらうことがほとんど。
毎年200〜300着✖︎2〜3万程度が必ず販売できることも考えると、採用してもらうための
営業は非常に大事ですね。
特に制服は他の服と比べても単価が高いです。
東京の公立小学校でもアルマーニブランドで制服を作って一式9万円っていうことがニュースになってたような・・・。
そんな制服を児童・生徒全員が着用し、複数年利用されるということを考えると、学校制服の営業は非常に重要ですね。
最近では、学校制服を専門とする会社ではなく、大手百貨店が参入したり、ブランド会社も参入したりと、ファッション業界の様々な会社が学校制服への興味関心を寄せています。
これからも新しい業界からの参入が増えそうですね。
学校制服はやっぱり学校での思い出になるし、今でも捨てずに持ってます。
(ちなみに、私は学ランでした笑)
学校営業は他にもある・・・?
今回はCHAN太が学校営業をする中でよく出会う業者を中心に記載をしましたが、
学校営業はこれだけの業種に限りません。
例えば、
- 学校の自動販売機
- 学校にある印刷機・コピー機
- 学校給食
- 購買の依頼
など、学校には様々な仕事があり、その仕事をするための営業もたくさん存在します。
また、コロナ禍や時代の変化を受けて、学校にも変化が起きています。
●学校のオンライン授業実施
→オンラインツールの導入
●小学校の英語必修化
→小学校の英語教材の導入
●外部人材の活用
→外部人材派遣
●高校の金融教育
→金融教育に関する教材?
学校の変化に応じて、これまでは考えなかった商材や教材を導入する機会が増えています。
コロナそして、DX・グローバル化に伴い、学校も常に変化をしているからこそ、
これまでは学校に進出をすることがなかった業界等もこれからの変化に応じて学校業界への進出が増えてくる可能性があります。
そこで大切なのが「営業」です。
普段から生徒と対峙をしている学校の先生は「人」を観るスペシャリスト。
人を育てるには機械やAIではなく、「人」を観ながらそれぞれの対応を行うことが必須です。
そんな先生たちに対して、正対できる営業がいることで、その商材や教材を知っていただき、導入していただくことが可能です。
営業がきちんと正対できていれば、どんな教材や商材でも手にとって、購入をいただくことができます。
逆に、営業ができていなければ、全くみてももらえない。
だからこそ、商材や教材だけではなく、売る側の「営業」も非常に大切なんです。
営業できる商材はこれからも無限に増えて続けていきますが、
その商材・教材を届ける学校営業の存在はこれからも大事になってくることは間違いありません。
まとめ 〜学校営業のお仕事〜
今回の記事では学校営業のお仕事として様々な営業を紹介してきました。
① 教科書会社による、教科書・教材営業
→学校営業といえば一番最初に想像できる分野
② 学校の設備に関する営業
→ICTに関する設備設置の営業が増えている
③ Edtechに関する営業
→最近のトレンド
④ 生徒募集に関する営業
→大学・専門学校関連のマーケットが大きい
⑤ 旅行会社の営業
→修学旅行や語学研修の取り扱うための営業
⑥ 生命保険の営業
→学校に強いつながりをもつ保険会社がある
⑦ スポーツ用品の営業
→スポーツ用品店や専門商社が学校に対して営業をする
⑧ 卒業アルバムに関する営業
→営業マンでありカメラマンであることも
⑨ 学校制服に関する営業
→最近ではファッション業界が学校に営業をかけてくることもある
学校営業には今回記載した内容以外にも、様々な分野で営業活動をすることが可能です。
ただし、伝手がなければなかなか営業をすることが難しいということもあります。
どうやって学校側と関係性を作り上げることができるのか、その方法はまた別の記事で記載をしたいと思います。
また、学校営業をする=子どもたちの教育に携わることだと私は思っています。
どんな商材・サービスにおいても必ず子どもたちに関係する内容になります。
- 子どもたちが学習をしやすい空間にするために、こんな設備はどうか?
- 子どもたちにとって、機能性のあるこんな制服はどうか?
決定権はもちろん学校の先生ですが、その先生たちは何よりも子どもたちのことを一番に考えています。どんな先生も口を揃えておっしゃることが、
一番は「子どもたちがどうか?」ということを考えて選んでいるよ。
子どもたちの教育にとって良いモノを選びたいわ。
だからこそ、私たちも子どもたちにとってどんなメリットがあるか、だからこの商材・サービスを紹介したいと話をすることが必要です。
学校営業は子どもたちに”新しい世界”を伝えてあげることを先生と一緒に行っているんだと思ってます。
学校営業を通じて、子どもたちの教育に携わることができるのは、この業種のやりがいの一つだと思います。
子どもたちの教育に携わりたいと思っている方には、向いている業種だと思いますので、ぜひ検討してみてください!
このブログでは学校営業に携わる様々なことを書いていきます。
興味がありましたら、他の記事もぜひ読んでみてください。